生産現場の省力化・省人化に貢献

近年、製造現場では、人手不足や技術継承といった課題から自動化・省人化のニーズが急速に高まっています。特に中堅・中小規模の企業では、自動化による生産性向上への強い要望がある一方で、設計、最適機種選定、導入、立ち上げを自社主導で行うのはハードルが高いという明確な需要が存在します。当社は、ロボットを組み込んだ自動化・省力化における技術と実績を活かすことで、お客様の潜在的な自動化需要の発掘から、機器類の購買、ライン設置後の試運転・立ち上げまでの調整、そしてアフターフォローまでをトータルで対応し、モノづくり現場の完全自動化を包括的にサポートします。

ITモニタリングシステムで、畜産農家の労働環境を改善

畜産業では担い手が減少し、事業を継続できず廃業に追い込まれる農家もあるなど、持続可能性の模索が急務となっています。当社は工業分野だけでなく農業分野でも省人化・省力化を進めようと、京都大学との共同研究をスタート。カメラやマイク、センサーによって牛の行動、体温、心拍数などのバイタル情報を管理するシステムの構築を目指しています。これを実用化できると、人が付きっきりで牛の状態を観察しなくてもよくなり、畜産業における労働環境の改善に大きく貢献できます。

橋梁などの鉄さびを除去し、社会インフラを支える

橋梁や鉄塔など、高度成長期以降に整備された社会インフラの老朽化が進んでいますが、コストや人手不足などの問題から、維持管理のための十分なメンテナンスを行うことが難しくなっています。そんな中、当社は建設現場のニーズをもとに、さびをはじめとする材料表面の汚れをレーザー照射によって除去する装置「LaserKEREN^®（レーザーケレン）」を開発しました。この装置を使えば、従来なら人が手作業で削っていた橋梁のさび除去がごく短時間でできるようになり、今ある社会インフラをより安全に、より長く使えるようになります。

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